四日市の工場夜景スポット
ここでは四日市コンビナートの工場夜景定番スポットはもちろん、知る人ぞ知る穴場スポットまでご紹介していきたいと思います。四日市コンビナートは全国でも有数の工場夜景スポットであり、近年の工場夜景ブームの影響も大きく県内外から多くの工場夜景愛好家が集まる都市の1つです。
四日市コンビナートとは
三重県四日市市にある四日市コンビナートは、1950年代から造成され、日本経済の高度成長に貢献してきました。現在では塩浜地区にある第1コンビナート、午起地区にある第2コンビナート、霞ヶ浦地区にある第3コンビナートに別れており、石油及び油化学工場が軒を連ねています。
四日市コンビナートはかつて四日市ぜんそくなど公害が深刻化し、負のイメージが強かったですが、近年は工場夜景スポットとして訪れる人が多くなってきました。
日本では数少ない工場夜景が見下ろせるビルの展望台があるほか、川や沿岸部から工場夜景を眺められるスポットも多く、見どころが多い地域です。有名なスポットとしてはうみてらす14・四日市ドーム周辺・塩浜地区がおすすめです。
四日市コンビナートへのアクセス方法
四日市コンビナートの工場夜景スポットの大半は四日市市内に集中しています。手軽で効率よくスポットを回るには自動車が最も優れているものの、一部のポイントはJRや近鉄からの駅からでも徒歩で移動可能で、比較的早い時間帯であれば公共交通でのアクセスもできます。
自動車の場合
自動車で四日市へ訪れるのであれば、「伊勢湾岸道・みえ川越IC」を下車して国道23号線を南下するのが最も手軽でわかりやすいです。
関西方面からのアクセスであれば「東名阪道・四日市東IC」を下車して県道64号線を進むとうみてらす14へ直通が可能です。1つ手前の四日市ICからも下車できますが、国道477号線が少々複雑でアクセスが悪いのであまりおすすめできません。
名阪国道からアクセスする場合は「国道1号線・亀山バイパス」を進めば塩浜地区へ最短でアクセス可能です。
大半のスポットは道路上に駐車が可能であったり、専用の駐車場があったりするので駐車場所に困ることはありませんが、大正橋や日永跨線橋など一部スポットは駐車困難なので注意する必要があります。
平日はもちろん、日中でも国道23号線と国道1号線は非常に混雑しやすいので、夕刻前後の移動は予想以上に時間がかかる場合があります。
公共交通機関の場合
鉄道の場合は、「JR富田浜駅」「JR四日市駅」が工場夜景スポットに近く、「近鉄海山道駅」「近鉄塩浜駅」では塩浜方面のアクセスが可能です。深夜12時頃には終電が出てしまうので、オールナイトの場合は注意が必要です。
路線バスは三重交通から一部地域にアクセスが可能で、近鉄・JR四日市駅から四日市港方面への路線と、近鉄塩浜駅より塩浜地区へのアクセスが可能な路線があります。ただし1時間あたりの本数が少ないうえ、最終バスの時間が早いのでほとんど使い道はありません。駅から徒歩でも移動可能なので、バスを待っている時間が無駄になります。
タクシーは駅周辺には多く待機していますので、複数人なら乗り合わせで安く移動することも可能です。ただし多くの工場夜景スポットは車通りの少ないさみしい場所が多いので、帰りのタクシーの連絡先などは確保しておきましょう。
ツアーなどを利用する場合
四日市市内のコンビナートを海から眺めることができる夜景クルーズが人気です。手軽に工場夜景が観賞でき、デートとしても人気です。
四日市港千歳地区は全面立入禁止になったので注意
四日市港の千歳地区は、工場鑑賞はもちろん、夜釣りのスポットとしても人気が高い場所でした。以前は第一埠頭以外は出入りが可能でしたが、2020年ごろから規制がかかりはじめ、現在は第二、第三も含めてすべてのエリアでの立ち入りが禁止されています。
以前は四日市観光協会の工場夜景ガイドブックにも「千歳第二埠頭」がスポットとして掲載されていましたが、最新の公式コンビナート夜景マップからは削除されています。
千歳地区へは入らないように注意してください。
四日市市の工場夜景スポット一覧